犬の後ろ足が弱ってきた?歩き方の変化に気づいたとき、飼い主さまができること
蝦名 美樹
「最近、後ろ足がふらつく」
「立ち上がるまでに時間がかかる」
「散歩中に足をかばうようになった」
7歳を過ぎた頃から、愛犬の歩き方に小さな変化を感じる飼い主さまは少なくありません。
その原因には、年齢による筋力低下だけでなく、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、前十字靭帯損傷などが関係している場合もあります。
もちろん、犬整体は病気を診断したり、治療したりするものではありません。
ただ、病院での診断や治療とあわせて、日常の体の使い方や筋肉のこわばりを見直すことで、愛犬が少しでも過ごしやすい毎日を目指すことはできます。
こんな歩き方はありませんか?
後ろ足がふらつく
足を引きずる、かばう
立ち上がるのに時間がかかる
散歩の途中で止まることが増えた
階段や段差を嫌がる
片足を浮かせる、スキップのように歩く
抱っこや背中を触られるのを嫌がる
犬は痛みを言葉で伝えられません。
そのため、「なんとなくいつもと違う」という飼い主さまの気づきが、とても大切です。
犬整体で大切にしていること
犬専門整体では、後ろ足だけを見るのではなく、体全体のバランスを確認します。
後ろ足に不安がある子でも、実際には腰、背中、肩、前足に負担がかかっていることがあります。
どこか一箇所を無理に整えるのではなく、その子の年齢、性格、体の状態に合わせて、やさしく触れながら確認していきます。
大切なのは、強い刺激を与えることではありません。
怖がりな子やシニア犬でも安心できるように、呼吸や表情、体の力みを見ながら進めます。
病院との併用が大切です
歩けない、急に立てない、排尿・排便に異常がある、強い痛みがある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
特に椎間板ヘルニアや前十字靭帯損傷などは、状態によって専門的な検査や治療が必要になることがあります。
犬整体は、獣医療の代わりではありません。
病院での診断や治療方針を大切にしながら、日常生活での体の使い方、筋肉の緊張、姿勢、歩き方をサポートするケアです。
ご自宅で見直したいこと
フローリングで滑っていないか
ソファやベッドへのジャンプが多くないか
体重が増えすぎていないか
散歩量が今の体に合っているか
抱っこの仕方で腰や膝に負担をかけていないか
休む場所が寒すぎたり硬すぎたりしないか
小さな環境の見直しが、足腰への負担を減らすきっかけになることもあります。
愛犬の「これから」のために
歩き方の変化に気づいたとき、多くの飼い主さまは不安になります。
「このまま悪くなったらどうしよう」
「散歩を続けてもいいのかな」
「家で何をしてあげればいいのかな」
そんなときは、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
愛犬の今の状態を一緒に確認しながら、無理のないケアを考えていきましょう。
大切なのは、年齢のせいと決めつけず、小さな変化にやさしく向き合うことです。
